ここあん便り

NPOが変わる

NPOって、一般的にはどうとらえられているのかなあ?
くどいようですが、おさらいしておくと、ここあんはNPOではありません。
個人の個人的趣味によるもので、非営利活動ではありますが、私が「や〜めた」って言えばそれっきり、やるもやらぬも個人の意志と責任によるものです。
これをボランティアと呼ぶ人もあるのでしょうが、私はボランティアだとは言いませぬ。

こども劇場はNPOです。ただし、法人格を持つNPOと持たないNPO、両方があります。鳥取県内にはNPO法人格をもった劇場はありません。

こども未来ネットワークはNPO法人です。鳥取県の認証を受け、法務局に届け出をしている法人です。
数名の事務局員(給与をもらって働く人)がおり、役員がおり、組織として事業を行っています。
財源は補助金、事業委託、市民からの寄付・会費などですが、組織運営に係る経費をどう確保するかは、常に頭の痛い問題です。

さて、前置きが長くなりましたが、今、私たちNPOを取り巻く環境が大きく変わろうとしています。NPO法と税制の大改革が実現するのですから。
何がどう変わるのかって?
ズバリ、「市民に支えられるNPO」になるための改革なんじゃないかしら。

NPOへの寄付金に対して所得税控除・税額控除が受けられる(今までは認定NPOだけがその対象でした)とか、開かれたNPOにしていくこと(認定NPOの取得条件緩和や新たな会計基準の導入など)により、市民が個別のNPOを支援しやすい環境をつくり、NPO活動を市民が支える社会をつくっていこうとしているのだと思います。
改正される事柄はまだ色々あるのですが、これらは全て法人格をもったNPOにのみ適応されます。

そこで今大切なのが、都道府県ごとに定められ施行される条例について関心を持つことです。
国のこの制度を自治体がどのように運用するのか、鳥取県民にとって鳥取県で活動するNPOにとってより良い条例であって欲しいですし、地域の事情に即したものでなければ意味がないのですから。

私のようにNPOに係わる立場の者だけでなく、NPOを支えて下さる市民の皆さまにも是非興味を持っていただきたい。そう切に願っています。

詳しいことをもっと知りたい、ちょっと聞いてみたいという方は是非NPOサロンにお出かけ下さい。こども未来ネットワーク米子事務所NPOサポート室にて明日午後開催予定です。