ここあん便り

子どもとメディア
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好ましくない誘惑に負けない

先週は保育園で、今週は子育て支援センターで、と続いたメディア講座 これで令和4年度の講座は全て修了。 ミッションを無事果たせただろうか? ここ数年で急激に変化した子どもを取り巻くメディア環境。 5年先がどうなっているか、私には想像(一家に一台ドラえもん、とか?)できないけれど、子どもの育ち、人が育っていく道筋は何一つ変わらないのだから、周りの環境とは関わりなく、子ども自身が育とうとするのを「好ましくない誘惑」で、邪魔しないようにしたいもの。 「好ましくない誘惑」のひとつが、家庭内のメディア(デジタル機器)。...

言葉を育てる

メディア講座のネタ探しのつもりで読み始めた一冊。 石井光太著 文芸春秋刊「ルポ 誰が国語力を殺すのか」 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915753 驚愕、の一言に尽きる。 え!そこまで?もはや、危機的状況ではないか(子どもたちの現状が)、胸が悪くなって読み進めるのを幾度も躊躇した。 気を取り直して、読み進める。これが全てではないと呪文のように唱えながら。 そう、日頃接している子どもたちの笑顔をより所にして。...

子どもとメディア、きりなし話。

子どもとメディア、きりなし話。

子ども支援のNPO、こども未来ネットワークを立ち上げて20年。 設立当初からの大切な事業が「メディアスタート事業」。 子どもたちの体験不足、その要因はメディアにあるのでは?と、保護者対象に、メディアとの付き合い方を見直しましょうと呼びかける啓発事業だ。 当時は、子どものテレビ、ビデオ、ゲームの長時間利用を少しでも減らすようにと、テレビカバーを作り画面にかぶせる「ノーテレビデー」を県内各地に広めるべく走り回っていた。 NPO設立数年前から福岡のNPO、子どもとメディアに教えを請い、私たち自身が学ぶところから始めた取り組み。...

ビバ!わらべうた♪

メディアとのつき合い方講座で子育て中のみなさんの悩みに耳を傾ける。 赤ちゃんの機嫌を良くするため、やむなくメディアに頼ってしまうのだと知る。 子どもをあやしたり、お子さんの気持ちを切り替えるちょっとした技(術)を持たない新米ママが頼るのは、やはりメディア。 子守りなどしたこともなければ、子育てする大人の姿を見る機会もなかったという人たちは、赤ちゃんがぐずるとどうして良いのか分からないのも頷ける。 そうして、赤ちゃんとの暮らしの中でメディアは欠かせない存在になってしまう。...

お母さんといっしょ♪

NHKテレビの「お母さんといっしょ」には随分お世話になった〜 息子達が観ていた頃のキャラクターは、じゃじゃまる、ピッコロ、ぽろり。 ♪はみがきじょうずかな〜や、♪パジャマでおじゃま、などは、今も健在なのかしら? 9時半か10時だったと思うけど、ほぼ毎日、これを見終わると近所の公園やお友達のところへ出かけていたなあ。 先日、新たなキャラクターに変わるという報道を見て、ふと考えた。 この番組の対象年齢は2歳〜4歳。 今、その年齢のお子さん達の多くが入園していて、放送時間に家にいないのでは?...

メディアとの接し方講座

ここあんを閉めて出かけたのは日南町時間に余裕があったので、ちょっこし買い物を[#IMAGE|S111#]遊びに来たわけではありません。メディアとの接し方を伝える講座、オシゴトでございます。こじんまり、少人数の講座ですので、まずは皆さんに問いかけることからはじめました。お名前、お子さんの年令などの自己紹介と共に準備した質問の中から2つをお答えいただきました。質問は次の4つ①メディアとの接し方、自己採点するとしたら100点満点で何点?②お子さんとメディアの関係、不安なこと困っていることがありますか?③昨日のスクリーンタイム(スマホ使用時間...

スマホ時代の子育て

「メディアに頼らない子育て」講座(子育て支援センターにて)、「メディアとの接し方」講座(保育園にて)の二日間を終えて、色々反省したり、ホッとしたり・・・。こちらは日本小児科医会のポスター、皆さん目にしたことあるかしら?我が子を、テレビに子守りしてもらった私が言うのもなんですが・・・いやいや、だからこそお知らせしたいメディアの弊害。失った時間は戻らないということ。2歳半の子どもを育てている息子(長男、次男共に)はメディアに頼らない子育てを実践している。奥さんの仕事や都合などで、一日、ひとりで子どもと過ごすことも珍しくないけれど、散歩に連...

言葉を受け取ってもらえるヨロコビ

メディアの講座が続いているお陰で私の脳みそリフレッシュ!やはり、「考える」「思考を整理する」という行為は大事ですね。保育所・幼稚園の保護者向け講座で今年私が取り上げたのはWHOが4月に発表した幼い子どもとデジタルデバイスとの関わりについてのガイドラインに関すること。幼い子どもがテレビやDVDをはじめとした画面に釘付けになる様は皆さんご存じの通り。大人としては「手が離せないときにじっとしていてくれて助かる」という思いでついメディアに子守を頼むという現状に繋がっているのだと私は理解しています。そこに、日々私たちが言いたいと思っていたことを...