月1回、小学校での読み聞かせボランティアをしています。
春から、各クラスを順々に巡って、絵本を読みます。
今日で今年度のミッション終了。
お礼のお手紙、しおりをもらいました。
毎月、持ち時間は10分。
子どもたち、可愛いです♪
ここあんでは小さなお子さんと過ごすことが多いので、小学生の集団は新鮮!
色んなクラス、色んな子どもがいますね。
今日は、お話しを読む前から、あれこれちょっかいを出してくるやんちゃなお子さんが居て、結局読み終えるまでずっとそのお子さん+αが、何かしら声を出し続けていました。
邪魔をする、というわけでもないのですが、「こっちみて!」というアピール的な声出しのように感じました。
他のお子さんたちは、全く意に介さず、真っ直ぐに絵本と私を見て、話の成り行きに集中しているようでしたので、ひとまず聴くつもりの人に伝えようと、絵本を読み続けました。
ほとんどのお子さんが、集中してお話しを聴き、楽しんでくれたように思います。
時間ちょうどに読み終えて、挨拶をして帰りました。
帰りの道すがら、見てみて!アピールのお子さんに、どう対処するのが良かっただろうと考えました。
読み続けながらでも、返事をすべきだったのではないか。
返事が出来なくても、振り向いて顔を見ることはできたかも知れない。
そう考えると、なんだか悔やまれました。
最後に、お礼のお手紙を渡してくれたのが、そのお子さんだったのですが、そっぽを向いたまま手渡され、思わず「誰に渡したいのかな?」などと言ってしまったけど、それは、私が振り向いて、顔を見ることをしなかったからかも知れません。
あ〜、ダメだな私。
今になって気づくんだから。
今日、絵本を読み始めたとき、「窓ぎわのトットちゃん」のエピソードを思い出したんです。
トモエ学園では、みんなが一斉に話を聞くとき、「静かに聞きましょう」というような指示は一切しないのだそう。
静かに出来ない人もいたり、外が賑やかだったりしても、どんな時でも周りに左右されずに聴くこと、集中して聴くことを自然に身につけているということを。
今日の子どもたちが、まさにそうで、「黙って!」とか「●●君静かに!」などひと言も言わず(先生もね)真っ直ぐな瞳でこちらを見つめるものだから、その時の私は、ただそれに応えようという気持ちでした。
けれどもし、声出しの理由が、私に何かしらの期待をしてのことだとしたら・・・。
私は、取り返しの付かない対応しか出来なかった・・・。
次にあの子に会えるのはいつだろう。
「ねえ、おばさん!」声なき声を、しっかり受け取れるおばさんになりたいものです。