このところ、メディア講座に出かける機会が多く、毎度のことながら反省しきりの私です。
上手く伝えきれなかったことや、肝心なことを言い忘れていたりして、実はその度にプチ落ち込み状態に陥るのです。
メディアの弊害を伝えていかなきゃ!と覚悟を決めたのはNPO法人を立ち上げた時でしたから、他人様の前に立たせてもらうようになって10年が経ちます。
専門家ではなく、”PTAの先輩として”保護者の皆さんに語りかけてきたつもりでしたが、中高生だった息子たちも大人になり、その息子たちと同じような年頃の皆さんにお伝えするようになりました。
そしてまた、子どもを取り巻くメディア環境は、子どもにとって好ましくない状況を加速させ続けています。
メディアが問題なのではなく、子どものすこやかな育ちを保障しようとするあたたかな眼差しが今の社会に備わっていないことが問題なのですが、そこを変えていくのは並大抵のことではありません。
私たちって、つくづく不器用な組織だな、と思います。
「メディアと少し距離を置き、子どもと向き合う時間を増やしましょう」と子育て中の方達に伝えていくことを諦めず続けて行くことしかできないのですから。
そうは言っても、10年続けて来たことを検証し、次の目標を確認し合うことが必要のようですね。
私たちの苦手とする作業・・・、誰かそれを手伝ってくれる人はいないかしら。
ここあん便り
NPOの仕事