ここあん便り

価値あるものを見る目

振り返れば、歌子さん、ピン太郎さんとはかれこれ10年以上のお付き合い。
ここあんがおもちゃ屋をはじめる時、リニューアル記念のイベントをここあんのアトリエで複数回やってもらったのが懐かしい。

この時参加していたお子さんたちはみな小学生ですね。


この赤ちゃんも随分大きくなったでしょうね。

アートスタートに取り組み始めて20年、信頼できるアーティストさんって、そう簡単には見つからないし、良い関係を続けていけることも奇跡のようなことだと思っています。

私にとって信頼できる基準というのは、感覚的なもので説明が難しいですが、しいて言えば子どもに対する眼差しでしょうか。
子どものための舞台作品を手がける人、関わり続けている人たちというのは、地位や名誉とは縁のないところで子どもの笑顔や未来に希望を託して働く人たちです。
そうした人たちの中に、さらにもう一段強いこだわりを持って取り組む人たちがいて、そういう人たちとは幾度でも共に仕事がしたいと思うし、そういう人たちのサポートならいくらでもしたいと思う。

歌子さん、ピン太郎さんもそう、信ずるに値する人です。
2人のつくる音楽は心地よくて、心からリラックスできる。
シンプルだからこそ、細部にまでこだわって心を砕いて創り上げられていることを、舞台を降りた、素の時のさりげない会話の中で知りました。

私は、あまり良い人間ではないので、歌子さんの笑顔にいつもやられてしまう。
ウソのない本当の笑顔、それを持っている人はそういませんからね。

さて、明日はその歌子さんたちによる、少し大きい人向けのコンサートです。
すごく楽しいの♪
けれど参加者は思うように集まらない。

本当に良いもの
価値あるもの
どうやら私の思う「価値あるもの」と世の中の人たちの求めることとは違っているようだけど、もうそんなこと、どうでもいいや。
良いものは良いのだもの!
応援したい人を精一杯応援するだけ。