「自分らしく」とよくいうが
そもそも自分というものが、この年になってもよく分からない
お正月
新年の食卓をお正月らしく、と毎年試みるが
今ひとつセンスのない私には中途半端な盛り付けやしつらえしかできない
素敵な食卓に憧れるものの
私が持てる力での健闘を試みるも
ひと箸つければその後は無残
なんだか空しさばかりが残る
今年、孫たちと迎えたお正月は
手早く、安全第一
大皿で、どーん、どーん
時にはタッパーのまま「ごめ〜ん」
なんだかそれで充分満たされる
今までどこか無理をして
現実とどこか不似合いな「素敵」を追い求めていたことに気づいて
ああ、これが「我が家らしい」食卓なのだと
今更だけど、思った次第
誰かの真似ではなく
私にできる無理のない毎日を
楽しんでいけたら良いんだね