ここあん便り

9月のとことこ(2回)を終えて

金曜コースの”とことこ”は、お休みや火曜日への変更などで結局2組のご参加。

人数か少ないと、どうしてもダラダラとしまりのない感じになっちゃいますが、それぞれに”じゆう”を満喫しつつのわらべうたと絵本の時間。
まあそれもありかな、と最近思うようになりました。

おやつは「芋ぼた」
(もち米とサツマイモのお団子です)
炊飯器で一緒に炊いてはんごろしにして丸める
お好みできな粉をまぶしていただきます
火曜日コースは5組のご参加。
眠くってぐずるお友達を心配しながら始めました。
素知らぬフリをしつつもさりげなく気を引いてみたり、気持ちが切り替わるきっかけを探しながらわらべうた遊びに誘ったり、みんなも気が気ではない様子でしたが、そうこうするうち徐々にわらべうたに集中できるようになりました。
ちえさんにもコロコロにまつわるわらべうたを教えてもらい、絵本も4冊楽しめました。
泣き疲れて眠ってしまったお友達がいるからかしら?とても静かに絵本を読んで、おやつを食べて第1次解散。
その後が大変面白かった。
居残り組の皆さん、お弁当を食べ終わり、そろそろ帰り支度を、という頃になってSちゃんが見つけて遊び出したシフォンスカーフに小さいAちゃんと大きいAちゃんがつられて共に遊び始め、シフォンを使ったわらべうた遊びがエンドレス。
30分以上遊んでいたかな?
シフォンを手の中に丸めてはフワ〜リ、また丸めてはフワ〜リ。
熱心に遊び続ける大きいAちゃんは赤いシフォンを手から離さず遊び続けていました。
遊びの間の子どもたちのやりとりが可笑しくって可愛くって、もう、大人は頬が緩みっぱなし。

昨夜は15夜、うさぎの餅つき
予定通りにきちんきちんと事が運ぶとき、大人の側はすっきり、上手くいったなと自己満足します。
一方、いろいろと小さな事件が起こってまごついたり、または全く予定通りに進まないけど一人一人のやりたいようにその時々の気持ちをやんわりと受け止めつつわらべうたや絵本の時間を過ごすとき、大人はあたふたして残念な気持ちがよぎるのですが、案外子どもは満足しているのかも知れません。
私は、親でもなければ、先生(幼稚園や保育園の)でもありません。
何かを教えようなど思ってはいない(いけない)し、ここあんという場所が結果的に親子共に何かしら気づいたり学んだりできたとしても、それを目的にしてはならないと思っています。
わらべうたや絵本、またはおもちゃやゲームを通じて楽しいひと時をそこにいる人たちと共に過ごせたら、それで良い。
ここあんが親子共々安心し、その人らしく過ごせる場(存在)になれたらと願います。
今日(火曜日)のとことこでは、小さいお友達が泣きじゃくるのを見ていた子どもたち一人一人がきっと何かを感じたり考えたりしていたのだろうな、と思います。
帰り際、2歳のSちゃんとAちゃんがまるで一仕事共にした同志のように「一緒に行こう」と小さな手をつなぎあってここあんから出ていく微笑ましい姿を見送りながら、子どもって頼もしいなと感心しました。