絵本の紹介、第2弾です。
今回は、こちら
三宮麻由子さんの絵本、そしてエッセイです。
三宮さんの絵本との出会いは、2010年、月刊絵本、ちいさなかがくのとも3月号として手元に届いた「ウグイスホケキョ」でした(右端、写真が切れちゃってるけど)。
ウグイスの幼鳥が上手に囀るまでを、様々な鳥の囀りと共に伝えるこの絵本に惹かれ、以後春になると必ず読み返し、文庫でも紹介し続けています。
文字になった鳥の囀りが本当にリアルで、絵本の通りを声に出して読むと、すぐそこで鳥たちが囀っているよう。
繰り返し読み、やがて絵本を離れてここあんの周りを歩いているとき、「あ!シジュウカラ?」「あ!メジロ?」と今まで気づきもしなかった鳥たちの声に気づく私がいて、声の主(鳥の姿)を探すようになっていました。
後に、三宮さんご自身が4歳の時、病気により光を失い、見えない世界で生きてこられたことを知り、音のとらえ方、感じ方、そしてそれを言葉にする優れた能力の理由を少し理解できたような気がしました。
今回店頭に並べた3冊は、やはり共通して「音」が見える絵本。
「でんしゃはうたう」♪ホントに電車が歌うように(いつもの音が)走ってる〜
これはもっくん(乗り物好きの3番目の孫)が喜ぶこと間違いなし。
「かぜフーホッホ」もまさに風が歌っている〜♪
そしてエッセイ「センス・オブ・何だあ?」
これはもう、「センス・オブ・ワンダー」(レイチェル・カーソン)を愛読する方なら共感しまくり!
いつか三宮さんにお目にかかってみたいなあ〜
お話を聴きたいなあ〜
益々その想いが強くなりました。
ここあんおもちゃ屋の絵本コーナー、数は少ないけれど、絶対の自信を持ってオススメする本たちばかりです。
連れて帰るのは誰かな?