ここあん便り

絵本ありがとう

ここあんの小さなお店屋さんにも絵本コーナーがあって、わらべうた絵本や私のお気に入りを並べています。
お子さんの誕生日に、ここあんで絵本を選んで下さる方やプレゼントに何かオススメは?と相談して下さる方がぼちぼちあって、選書させてもらえることに小さな喜びを感じています。

とは言え、取り寄せる本やグッズの多くが自分自身が欲しかったり読みたかったものだったりします。
こんのぬいぐるみ(林明子さん「こんとあき」)もそのひとつ。


眺めているだけで幸せ〜♪
絵本とセットでプレゼントしたら素敵♪
と常々思っていたのですが、この度、絵本とともに海を渡っていくことになりました。
海外で暮らすおまごちゃんへのプレゼントとして。

こんちゃん、元気でね(以前、やまびこ館での原画展での一枚)

林明子さんのおばあちゃまは鳥取市に住んでおられたそうですから、林さんも度々こちらへいらしたのでしょうね。
さきゅうまち、は鳥取砂丘でしょうか。
そんなエピソードも絵本に沿えてこん人形とともにお包みします。

小さなお孫さんにはまだ少し早いかなと思いますが、末永く楽しめる絵本ですし、いつまでも近くに置いてもらいたい絵本ですから、きっと喜んでもらえるはず。

ロングセラー絵本を、ここあんに並べること(どこの書店にもあるので)はないのですが、今回のようにお人形とセットでなど、+アルファーでより嬉しくなる、より楽しめる提案をしつつ取り寄せいたします。

昨日は悲しいお知らせがありました。
「ぐりとぐら」の山脇百合子さんの訃報にさみしさと、感謝とが入り混ざった気持ちになりました。


昭和の絵本で最も読まれたのが「ぐりとぐら」だと、ついこの前新聞に出ているのをみて納得したばかりでしたが、令和の時代も変わらずベストセラーとして、子どもたちに愛されることと思います。

私は幼いころ、両親に絵本を読んでもらった記憶がありません。
ですから、絵本の楽しさ、そして奥深さは息子たちを育てる中ではじめて体験したことになります。
その後、小さなお子さんたちに読み聞かせをするようになり、今はここあんはもとより、小学校の読み聞かせボランティアなども楽しんでいます。

絵本は、読んでもらう子どもばかりでなく、読み聴かせる大人にとっても喜びをもたらします。
絵本をまん中にして、大人と子どもが互いの心の中に同じ世界を持ち、心を通い合わせることができる。
そして何より、それぞれのペースで、リズムで、その世界を楽しめるところ(時には戻ったりもしつつ)は絵本ならではの楽しみ方です。
絵本を通して出合ったキャラクターは、その後、それぞれの心の中で生き続けます。

日本中(世界中)の子どもたちの心(かつての子ども)に「ぐりとぐら」が生きていれば、戦争など起きないのにね、と思う私は間違っていますか?

山脇百合子さん、「絵本をありがとう」。
ご冥福を祈りつつ。