ここあん便り

生きているということは

大荒れの昨日、息子と共にご葬儀に出かけてきました。

病気療養中だと知ってから、いつかまたお会いできることをただただ願っていましたが、届いたのは訃報でした。
20年以上会う機会もなく、年に一度の年賀状で互いの近況を知るといった間柄になっていましたが、幼い頃の一時期を共に過ごした互いの息子たちが、大人になって共に働くご縁をいただき、「いつかまたゆっくりおしゃべりしたい」と思っていたのでした。
ご葬儀に私などが行って良いのかしらと迷う気持ちもありつつ、お見舞いも叶わなかった彼女にお別れを言いたくて息子に同行しました。
立派に成長されたお子さんたちに会えたこと、病気をするまでの彼女のいきいきとした日々やご家族や周りのみなさんに支えらた闘病生活について知ることができたこと、そして「ありがとう」と「おつかれさま」と「さようなら」を言えたこと。
お見送りをする。その行為の意味を実感する一日となりました。
生きている。
生きているっていうことを、かみしめながらしっかり生きないといけない。
息子と二人、車中で色んな話をしながら胸に刻みました。
同い年の彼女のご冥福を祈りつつ。