7月から小学校の読み聞かせボランティアをはじめました。
朝、8時20分から10分間、担当する教室で子どもたちと絵本やお話しを楽しみます。
息子たちも通った小学校ですが、どこに何があったか、すっかり忘れていて迷子の子猫のような心細さ。
子どもたちの中に、ここあんの卒業生を見つけ、何とか落ち着いて絵本が読めました。
7月、そして今月は1年生の教室でしたから、短めで身近な内容の絵本を選びました。
ちょうど今、海とくらしの史料館↓では、加藤休ミさんの原画展をしているのでその紹介もしつつ
http://umikura.com
「さかなをたべたあとのほね」加藤休ミ/さく 福音館 月刊ちいさなかがくのとも
そして
「ねこのき」長田弘/ぶん 大橋歩/え
2冊の共通点はクレヨン画であるということ。
色々なタイプの絵本がある中、今回は、科学(現実)とファンタジー、両方を伝えようという欲張りなチョイス。
感受性豊かな子どもたちと10分、物語の世界を旅すると、その時々の表情に心のありようが見え隠れして、朝から嬉しい時間をもらえてラッキー♪な気持ちになる。
学年が上がる毎にそれは分かりづらくなるのだろうけど、子どもの心に目をこらし、耳を澄ましてその時を過ごしたいなあ。
学校を出てここあんへ向かう道すがら、遅れて登校してくる子どもの姿を見つけた。
重いリュック(ランドナップ)を背負い、ひとり、頼りなげにとぼとぼ歩く姿に胸がキュンとした。
数十㍍先にもう一人。
遅れて登校する理由は分からないけれど、新学期が始まって間もないこともあって、あの子たちのことが気になった。
来月は2年生のクラスを担当予定。
何を読もう、どんな子どもたちに出会えるかな。
既に楽しみにしている自分に気づいて、幸せだなと思った。