11月に開催予定の「アートスタート全国フォーラム」。
全国初の取り組みを鳥取県(米子市淀江町)で行うなんて夢のよう。
これまで6回開催してきた「鳥取発!アートスタートフォーラム」をグレードアップさせて全国フォーラムとして企画したこの取り組み、中でも一番注目して欲しいのは記念講演会です。
今年1月のブログに「私が小踊りした様子」を記事に書きました。
昨年秋に「おひざのうえ2013」の企画を立てはじめたときから密かに交渉(全くのアポ無し、当たって砕けろ的な依頼)していた小泉英明氏から(正確には秘書さまから)「本人がお受けすると言っています」とお返事をいただいた瞬間の私の心情は、踊り出すほかないというくらい嬉しいものでした。
小泉英明さんは、日立製作所のフェロー。
脳科学の分野では知る人ぞ知る、という研究者です。
メディアに登場されることはほとんどなく、私自身も実際にどこかで講演を聞いたことがあるわけではありません。
「脳科学と芸術」の編著者であり、私自身は「生物の進化に学ぶ子育て」を手にしたことで、その存在を知りました。
その小泉先生を全国フォーラムのメイン講師としてお招きできる。
奇跡のようなことだと私は思っています。
では何故、小泉先生だったのか。
まず、乳幼児期の重要性と子どもの存在そのものを深く理解されていること。
そして、私たちにとって文化や芸術がどのような意味を持つのかを脳科学の視点で解き明かして下さる方だと言うこと。
”ほんもの”に囲まれて育つことが、その後の人生にどう影響するのかを科学者として教えて下さるに違いない。
つまり「アートスタート」の意味を明確にすることが出来るのではと、期待しているのです。
「アートの力」を再確認できる。今回のフォーラムが、その機会となることを私は信じています。