ここあん便り

韓国ドラマの沼深し

相変わらず韓国ドラマを見続けているのだが…。

何が私を夢中にさせるのかを考えてみる。
第一に、生活文化を共感できることかな?
食事のシーンや「ごはん食べた?」「昼食は?」といった挨拶代わりの言葉かけがなんとも言えず好きだ。
「約束」「正直」など日本語と同じ言葉も多くあって、指切りの文化(やり方はちょっと違うけど)も同じ。
過激でなりふり構わずまくし立てる女性、例えヒロインであっても大声で相手を罵倒し叩きながら涙ながらに訴える姿には、ちょっと引いてしまうけど、女性はおおよそ感情表現が激しく、男性は言葉静かな印象。
役者の演技も素晴らしいと思う。
とりわけ無言の、目で語るようなシーンに惚れ惚れ・・・。

時折、日本の手遊びうたと似たような遊びを子どもたちがしていたり、子守歌を歌うシーンなど見れば、韓国のわらべうたを知りたくなる。
以前、仕入れていた絵本を思い出し、開いて見る。
美しい歌、言葉…ただし、旋律は不明。
韓国子守歌 チャジャン歌

韓国の子守歌、覚えたいなあ。

何見てる?と聞かれ、「あれこれ観てる」と答えるのだけど、最近見終えたコチラ↓は、原作を読んでみたいと思わせる作品だったなあ。
「天気が良ければ会いにゆきます」
ウンソプ(主人公男)が営む「グッドナイト書房」がイイ感じ。毎週開かれる読書会で紹介される詩や小説、物語の一節が良いのですよ〜
ああ、入り浸って過ごしたい「グッドナイト書房」
そして読書会で紹介されていた詩や物語を読んでみたくなるのでした。
(すでに一部手配済み)

韓国ドラマにはファンタジーとリアリティーが混在しているな、といつも思うのですが、それが嫌み無く、ごく当たり前に物語の中に居座っています。
人を惑わす妖怪のような存在が妙に人間くさくて愛らしかったり、前世だとか、何百年も前の人間との繋がりが当たり前に感じられたりするから不思議です。

刑事や弁護士もの、殺し屋のドラマも面白いんですが、コチラはまた、思いがけぬ展開に毎度次を観ずにはいられない状況に陥ってしまうので要注意です。

さて、この沼から抜け出せるときがいつ来るのか、今はまだ、先の見えない沼生活です。