わらべうた好きが集まっている「わらべうた研修会」では、米子と境港で定例会を開いています。
境港では、市民図書館で季節ごとにわらべうたを楽しむ会を開催しているので、定例会ではもっぱらその準備を兼ねてわらべうたのおさらいをしています。
定例会で、プラグラムの確認、持ち物(わらべうたの小道具)、担当者による試演などするのだけど、毎回、どのバージョンでわらべうたをやるのか、悩みます。
わらべうた研修会のメンバーは、それぞれが講習会などで講師から教わった歌い方、遊び方を身につけていますので、大勢で集まって歌ってみると、言葉や音程など異なっていることがあります。
実際に、歌ってあげる対象(お子さんの年齢)によって、リズムや遊び方も異なりますから、様々な年齢の人が集う図書館などで実施する場合、同じわらべうたであっても、どのように伝える(実演する)のが良いか悩ましく、毎回、みんなで時間をかけて話し合います。
今回、あれこれ悩んだのは「はなちゃん」というわらべうた。
私はいつも
♪ ハナちゃん (鼻をちょんちょん)
りんごが(ほっぺをちょんちょん)
たべたいな(お口をちょんちょん)
でこちゃん(おでこをちょんちょん)
とやるのだけど、紹介してある本によっては
りんご「が」でなく、りんご「を」とあったり
ほっぺをつつくのも片方だけ2回とか、左右1回ずつとか
たべたい「な」が、たべたい「の」とか、たべたい「ね」というのもあり
終わり方も「デコちゃん」(おでこ)ではなく「ハナちゃん」(鼻)というパターンも。
はて?どの歌詞でいこうか?
ほっぺのつつき方はどうする?
色々やってみて、話し合った結果、今回、わらべうたの会でのやり方はこんな感じ。
参加者さん達が、ご家庭で、お子さんと遊びやすいように、1対1を想定し、同じ歌を2度繰り返すことにして、一度目は右の頬だけつつき、2度目は左の頬だけをつつくというやり方。
お子さんと関わっている状況によっては、「食べたいなあ〜」となる場合もあるだろうし、「食べたいね〜」がしっくりくる時もあるだろう。
保育園など、複数のお子さん相手にするときは、左右の頬を続けてつつくのが早く番が来て良いだろうね、など、ひとつのわらべうたを深掘りする中で、時と場合に合わせられるのが、わらべうたの良さだな、と改めて感じました。
ちなみに私は、♪はなちゃん、をするとき、最後におでこをなでて「良い子、良い子〜」を加えています。