来年、20年度を迎える「境港親と子どもの劇場」。
今、運営の中心にいるのは、発足当時を知らない人たちです。
昔も今も運営の中心は子育て中の母親たちですが、時代の流れというものもあるのでしょうね、
仕方のないことかも知れませんが、今は親も子も忙しすぎるような印象を受けます。
境港の劇場ばかりではないでしょう。子ども会活動やPTAもきっとそうでしょう。
「子どもにとって何が大切か」ということを、自分たちの活動の中で問い続けることを忘れてはならないと思うのですが、行事に追われて大切なことを考える余裕がない。そんな風に見受けられます。
運営委員会の2時間さえ、みんなで都合しあってつくることが難しい状況の中、信じられないことのようにさえ思いますが、米子の運営委員会は毎回平均4,5時間だったように記憶しています。
幼稚園に送ってお迎えするまで一日がかりと言うことです。
県の協議会も毎月一回、やはり4,5時間は当たり前でした。
境港の会議はそこまで長くはなかったと記憶していますが、会議でなく集まる機会は多かったですね。
今のように便利なメールなどありません。
長電話もしましたし、お互いの家に子連れで集まっていました。
会議の長いのは、ある意味とても非効率だったでしょう。しかし、話し合いながら、ひとり一人が考えて、ちゃんと納得できたという実感はありましたね。
そして何より、本当の仲間を持てたのは、それだけの時間を共有し合えたからに他なりません。
話が少しそれました。ごめんなさい。
20年という節目の年を前に、劇場の活動に関わってきた先輩たちの話をきいてみようということで
毎月運営委員会前に30分のリレートークを行っています。
言い出しっぺの私が結局参加できずにいて申し訳ないところですが、
やはり組織の要は「人」ですから、素敵な先輩たちとしっかりつながっていて欲しいですし、実際に出会って刺激を受けることや劇場の歴史(ちょっと大袈裟)を知ることは大事だと思っています。
リレートークがどんな効果をもたらすか、私は密かに楽しみにしているのです。