ここあん便り

アートスタートを伝える

来週、火曜水曜と県中部でアートスタート公演があります。
山の音楽舎による「ふわふわ山の音楽会」
昨日は水曜日(30日)のアートスタートを主催する北栄町のサークルさんを訪問、アートスタートの事前研修をからめたメディアの出前講座を行ってきました。

アートスタートとメディアスタート。
深いふか〜い関係があるのです。
そもそも、劇場が生まれる(およそ40年前)背景のひとつとして急速に普及したテレビ文化があったことを考えると、ブックスタートだ!アートスタートだ!という前に、メディアスタートの浸透が求められるのも納得できるというもの。

特に、0才〜3才のアートスタートが伝えるのは、「人間力」。
歌や芝居、生身の人間が表現する世界を小さな人と共有しようっていうのだから、すごいわね。
言葉を持たない小さな人たちが全身と五感をフル稼働させて感覚だけで受け止めようとする様は、その場に居合わせた人でなきゃ分からないと思うけど、ほんとにすごいんだから。
ひとり一人とアイコンタクトのとれる距離、環境を考えると参加人数はせいぜい30組(親子)、ある意味とても贅沢な空間。
同じ作品であっても、参加している人、地域によって毎回雰囲気は違います。舞台は生き物ですからね。
だから出演者に求められるのは「人間性」。
赤ちゃんはアーティスト(表現者)にとってもっとも手強い観客なのですから。

そしてまた、その小さな身体をお膝で、腕の中でしっかり感じながら過ごせる時間が与えられるのは期間限定の親にとってのごぼうびかしらね。

そんなアートスタートのあれこれを子育て中のママさんたちに伝えたつもりだが、どうだったかしらね。
北栄町でのアートスタート、まだ席に余裕があるみたい。
参加申込みはNPO法人こども未来ネットワークまでどうぞ。