「仏さん(仏壇)のライターがつかん(火がつかない)やになって、ライターを買ってきたけどなあ〜、ちっとだいつかん。わしの力ではどげしても押せんがな」
ば〜ちゃんがブツブツ・・・。
「どこかにスイッチがあるんじゃないの?」
どれどれ、と真新しいライターを見てみると
”お子さまのいたずら防止のため・・・”うんぬんと細かい字で書かれている。
以前のものとは大違い、確かにスイッチが固い。
何度か手本を見せて、「ココをぐっと押さんといけんわ、力を入れてぎゅっとしてみない」とばあちゃんに促してみる。
「あ〜、手がいちゃ(痛い)わ!!」
ホントに、私でさえも幾度もやる内に親指が痛くなるほど。
結局、ばあちゃんがいくら挑戦してみてもライターに火がつくことはなく、仏壇にはマッチを置くことにした。
何だか世の中おかしいね。
子どものいたずら防止って、どうなの?
今度は私の方がブツブツ・・・。