ここあん便り

3・11

3・11から一年の今日、米子市児童文化センターで一日を過ごしました。
テレビでは、震災から一年を振り返る特番を各局が放送していたでしょうが(今もおそらく)、そうしたものとは距離を置き、家族やお友達と楽しく遊ぶ子どもたちの傍らで一日を過ごすことが出来、とても幸せな一日となりました。

午前中の講演の方は、少し力みすぎてメディアやメディアに頼ることを批判しすぎたかも知れません。時間配分もまずく、大切なことを言い忘れてもいますし、小学生・中学生のお子さん向けのお話があまり出来なかったことなど、反省すべき点が多々ありました。
子どもをとりまくメディア環境は刻々と変化しています。
その変化をどう受け入れていったらいいのか、正直迷うことも多いのですが、少なくとも乳幼児にとっては「百害あって一利なし」だと胸をはって言えます。

それにしても、米子には児童文化センターという子どものための施設があり、こうした企画を実現しようとする職員がいて実現できるということを羨ましく思います。
「子ども」にとって何が大切か、ということを考え続けるための場所、そして大切なことを伝えられる場所、子ども自身が体験できる場所。
次年度、30周年を迎えるこのセンターが果たしてきた役割ははかり知れません。

3・11から一年という日を、こうした場所で、子どもたちとともに過ごせたことに感謝します。