ここあん便り

春はどこ?

2月の外遊び。
おんぶ組含め、7組の親子の参加がありました。
お天気も良く、お花見スポットの公園まで足を伸ばしてみました。
ここはツクシの群生地でもあるので、つくしんぼの頭でも雪の下にかくれているかも、と期待したけれど、残念〜、まだ土の下だったみたいね。

誰も歩いていない雪の中を歩くのは楽しい。ただ歩くだけでも、ね。
(あ、誰か歩いていましたね、小さな足跡↓)
桜のつぼみもまだまだ小さく固い赤ちゃんね。けれどこれからどんどん膨らみ成長するはず。
ここの桜は木が低く、桜の花とばっちり目が合うから素敵。
来月は色づいて、そろそろ咲きはじめていることでしょう。
それまでちょいちょい、桜のつぼみに会いに来てみようかしらね。

今月は残念ながら草花や野鳥の知識豊富なセレンさんがお仕事でお休み。
「春よ、春!」って賑やかに鳴く鳥たちが誰なのかは知るすべもなく、「鳥さん鳴いてるね〜」で終わり。
空を見上げると鳶ばかりが目について、子どもたちは「あ、あの鳥さんだ」って言うけれど、声の主は姿を見せず。(姿が見えても私には誰だかは分からないんだけども)

私自身の子育てを振り返ってみると、外へ出るときはいつも「消防車を見に行く」とか、「公園に遊びに行く」とか、親としては何かしらの目的を持って外へ出ていたように思う。
もちろん親としての目的であって、子どもはそんなことはお構いなしに気の向くままに過ごしたいのだが、「消防車を見る」という目的を持つと、そのために歩くことになるし、目的を達成したら帰ることになる。
それと同時に、少し大袈裟だけれど「子どもに消防車をみせてやること」が親としての責任だと意識してしまうから、ぐずったりなどして予想通りの反応が得られないと「ちょっと休みたいところを無理して出かけてやったのになんなの?」みたいな気持ちになったりもした。
これは大いに反省すべきことだと今さらながら思う。
目的など持たず、ただただ外に出てみる。雨が降ろうと、少々風が吹こうと、一時外で過ごす。
そうした時間を日常の中に持ちさえすれば良かったのに、とね。

ここあんの外遊びは、「赤ちゃん期からもっと外に出てみましょう」という呼びかけをしているだけに過ぎません。ここあんの裏庭やご近所の路地で充分遊べますよ。みなさんも家の周りをもっと歩いてみませんか?ってメッセージを受け取っていただくためのイベントをしているつもり。
なので、どうぞみなさん、もっと外へ出て子どもと一緒に歩いてみましょう。