ここあん便り

ゆっくりね

先日、子育ての本を読んでいて、1歳のお誕生日に背負わせる「1升餅」は、すぐに立ってしまわぬように、この時期にしっかり這わせるために生まれた行事ではないかということが書かれていた。
私は、重い荷物を背負っても頑張って突き進む「元気」や「力」を身につけるためかなあ〜って、勝手に思っていたので、しっかり這わせるためという親心に大切なことを教えられるような気がした。
「早く」をつい願ってしまいがちだけど、「あんよ」ができるようになると親子共々うれしくて、つい歩きたい・歩かせたいって気持ちになるけれど、まだまだしっかり「這うこと」をさせようとした昔の人に学ぶこと、ありそうね。
もちろん個人差もあることだけど、ハイハイも終盤になるとものすごいスピードになるじゃない?あの時期にしかできない「ハイハイ追いかけっこ」などを、「今しかできないこと」と意識してやると良いかもね。
「まてまてまて」と言いながら、ハイハイできる、その楽しさを思う存分たのしんでおこうよね。