ここあん便り

被災地の子どもたちのこと

あれから一週間。
寒さと支援が行き届かぬ状況で、被災地の皆さんの疲弊感が伝わってくる。
赤ちゃんをおんぶして避難生活を続ける若い親の姿に、「家においで」と呟く。
こうした中、しょう害を持った方達はどうしておられるかしらと気になる。
無事に避難できただろうか。どこでどんな避難生活を送っているのだろう。

数日前、視覚しょう害のある女性が救出され「いつの間にか人がいなくなった」という言葉が紹介されていたけれど、今起こっている恐ろしい状況を、見聞きするのも嫌ではあるが、見聞きできないことの恐怖はいかばかりかと、改めて考えさせられた。

発達に問題を抱えるお子さんを抱えているご家庭はどうだろう。避難所で見ず知らずの人と共に暮らしてゆくのはさぞかし大変なことだろう。

幼子を抱えている人、しょう害をもった方の避難生活を支えてあげたい。
まずは、決して忘れてはいないよと声をかけてあげることかしら。
遠くにいてもできる何かを考えてみたい。