ここあん便り

産まれたよ

孫一家と暮らしはじめて5日目の早朝、雪が積もってでこぼこの道を息子夫婦は産院へと急ぎました。

その数日前、予兆があっていったん入院したものの赤ちゃんがもう少しおなかの中にいたかったのか、お姉ちゃんのもとへと一晩帰った翌朝のことでした。
「運転、気をつけて。お母さん、頑張って!」と送り出してしばらくすると、小さなお姉ちゃんは「かっか(母)は?とっと(父)は?」と泣きながら起きてきました。
一時泣いて、「もうすぐ赤ちゃんが産まれるんだって」と話すと、「こっちゃんおねえちゃんになるんだよ」と涙をぬぐう姿がけなげでこちらもホロリ。
「さあ、朝ご飯食べようか?ご飯にする?パンが良いかな?」と聞くと「パンが良い!サンドイッチ作ろうよ,バアバ」というので、「よーし、サンドイッチ作ろう!作ろう!」と気持ちを切り替えて元気になる。
サンドイッチを食べていたら「今、産まれたよ〜元気な男の子」と息子からメール。
「今、産まれたって!男の子だって!元気だって!」とメールを読み上げ
「やった、やった〜!!」みんなで万歳しました。
(超スピードの出産だったようで、助産師さん間に合って本当に良かった)
この日、大根の切れ端から伸びた葉の先の小さなつぼみがふたつ、開いていました。

小さなお姉ちゃんは、この日の夕方から大荒れ(お父ちゃんまで不在)で、預かっている我々は精根尽き果てる有様に・・・。
一夜明けて、荒れ模様は続いており、「いやだ!」「だっこ!」にヘトヘト。

お母さんが戻るまで、堪え忍べるかしら、と不安がよぎるがどうしようもなし。
孫守は,気力、体力がいりますね。