「じぶんのことば」
ここあんで上映会をしようかしら?
そう思った直ぐ後で、これは劇場のみんなで観るべきドキュメンタリーだと気づいた。
どうして劇場(境港親と子どもの劇場)のみんなで、って思ったかというと・・・。
子どもに関わる人、近くに居る大人が知っておくべき大切なことを子どもたちが教えてくれる映画だから。
劇場という組織が地域にあることの意味、私たちの果たすべき役割(使命・ミッション)をこの映画を通して共有できると思ったから。
境港親と子どもの劇場の三役に声を掛けてみた。
そして、定期総会の時、みんなで観ることになった。
おやこ劇場という組織は、そこに集う人たちが地域の子どもの幸せを願い、そのために我がことをさておいても働ける人たちが育つ場だと私は思っている。
我が子が素敵に育つためには、その周りの子たちみんなが素敵に育っていかなくては意味がない。
子どもは影響し合いながら育つものだもの。
活動は鑑賞が中心となっているが、「生の舞台を観る」ということが目的ではなくて、それを一つの手段として、仲間とともに鑑賞の場を設け、運営し、出演者と交流し、作品を通じて語り合う。
「生の舞台」を間にして家族ばかりでなく、劇場の仲間と同じ時を共に過ごすこと。
その積み重ねがやがて一人一人にとって大きな財産になっていくのだと思う。
今、残念ながらみんな忙しすぎて、劇場の本当の魅力を感じたり伝えたりが出来ていないのではないかしら?
もったいない・・・。
私たちは、こどもの時間を待つこと、子ども自身の言葉を受け止める心の余裕がなくなっているよねえ。
それでもまだ、こんなに素敵に変化していく子どもたちの姿に感動する心が残っていたことに救われた思い。
「ああ、子どもってやっぱりすごい!」
そう気づかせてくれるこの映画を、是非皆さんに見て欲しいと切に願います。
上映会は5月18日(土)上道公民館にて、10時からの総会終了後の上映予定。
会員ではないけれど興味がある、観てみたいという方はここあんまでお知らせ下さい。