ここあん便り

生きる感覚

森のようちえん全国フォーラムで私を虜にしたのは、こちら↓を主宰する佐藤裕子さんの講座

7歳までの成長発達過程についてとてもわかりやすく伝えてくださる。
今、様々な困難を抱えるお子さんが増えているそうで、そのお子さんたちをよく観察してみると、7歳までに獲得すべき様々な発達課題、とりわけ身体感覚が未成熟なために起こるバランスの悪さなど、様々な実例を挙げながら子ども自身の「生きる感覚」を育てることの必要性を伝えてくださった。
「利き側の確立」(右利き?左利き?)がどのようになされるか
「空間認識の獲得」上下左右、タテヨコの方向性が自分の中で正しく認識できること
それは、自由な遊びの中で自ら身につけていかねばならないこと
「身体地図の確立」自分の体の感覚(ここからここまで)があること、その確立ができて初めて自分自身の身体を自由自在に動かすことができる
身体を通して自分自身を知覚する感覚『身体感覚〜触覚・生命感覚・運動感覚・平衡感覚〜』を0歳〜7歳の間に獲得できるような環境を大人が意識して整える必要があること。
子どもが自らその感覚を獲得していくのを大人は邪魔ぜず、温かな眼差しで見守り続けることが大切だということ。
私はお話を伺いながら、おもちゃ遊びやわらべうた遊び、ここあんで日頃やっていることが、子どもの身体感覚の獲得に大いに役立っているのではないかと意を強くした。
お子さんたちの困りごと(大人が思う)の多くは、何かしらの「不安」がもたらすのでは?と常日頃感じていたけれど、その「不安」の引き金になっているのは、身体感覚の未熟だったりするのかな。
まずは不安を少しずつ取り除きつつ、安心できる身体になってもらうように手助けできたらいいなあ。
正直、今まで「シュタイナー教育」に小さな偏見を持っていたけれど、今回初めて何の警戒心もなくメッセージを受け取ることができ、もう少し勉強してみたいと思ったのは本当に大きな収穫。
おむつなし育児で応用できそうなヒントももらえて、ここあんでやっていることが子どもにとって必要なこととしてつながり合っているのを実感できた。
今後やってみたいことも少し見えてきたようで、嬉しい〜。