NPOとして「特別なケアーを必要とするお子さんたちのための事業」に取り組んでいます。
特別なケアー・・・って?
経済的な理由や、複雑な家庭環境などによりご家族で舞台を楽しむという経験のないお子さん。
病気療養中であったり、ご家族に障害を持つ方があったりして、それを望めない状況にあるおこさん。
そのほか様々な理由で、生の舞台に触れる機会を失っているお子さんたちがあるとしたら、そういったお子さんたちにその機会をプレゼントしたい。
その思いから生まれた「子どもの笑顔発見プロジェクト」
けれども2013年、小児科病棟での「ホットアートプレゼント」の実施協力が私たちの意識を大きく変えました。
ここにも「アートスタート」の機会を待ち望んでいる子どもたちがいるって知ったんです。
どんな状況にあっても、それが生死に関わるような辛い時でさえ、子どもたちは楽しい瞬間を求め、そして笑顔になれる。
入院中の子どもたちが教えてくれました。
「全ての子どもたちが望む時、望む場所で望む人たちとアートに触れられる」
私たちが掲げるミッションのひとつですが、
「全ての子どもたち」その中にいったいどれだけ「特別な配慮の必要な子ども」がいたのだろうと、気づかされたのは言うまでもありません。
今回、「ひとり親世帯の親子に贈る」と表現したのは、特別なケアーの必要なお子さんの割合が高いという判断からですが、実際はそうでない方も多くいらっしゃって、違和感、或いは不快な印象を与えたかもしれません。
そもそも、対象となる皆さんが求めていることではない、もっと生活そのものを支えるものにこそ助けが必要だということも理解しているつもりです。
・・・とまあ、困難は予測していましたが、いやはや、やはり苦戦しております。
おおっぴらに宣伝することも憚られ、かといって個別に案内することは個人情報保護の観点から無理。
協力して下さる方々の地道な声かけにすがるより他ない状況。
開催まで10日。
何ができるのか、何をすればいいのか、
悩みつつも、前進あるのみです。