ここあん便り

ご先祖様にご挨拶

「おはぎをつくるからおいで〜」と連絡したら、めいちゃん一家が来てくれた。

(残念ながらこっちゃん一家はパパ不在のため参加ならず)
お向かいのおじいちゃんにもらった新芋で「いもぼた」づくり。
ほら、できた〜。
このところ、おはぎの大きさが肥大化しているように思うが・・・。
仏壇にお供えし、お墓参り。
生まれたときから仏壇の前で寝起きしていたとは言え、墓参りははじめて。
「めいこです、よろしくお願いします」
さて、この日の夕食時、ご機嫌なめいちゃん、盛んに身をよじって「うん、うん、う〜ん」
「めいちゃん寝返りしそうだ〜」とじいじが言うので慌てて駆け寄る。
下半身は腹ばい体制に入りつつあるぞ。
「そうね、でも腰(お尻)がこっちに向かないと寝返りはできないよ〜」と言いながら、膝と腰をぐっと引き寄せてみたところ、タイミング良く頭(首)に力を入れためいちゃん、くるりっ!!と見事に寝返った。
「わっ!すごい!!」
身体の下に入ったままの腕をそっと引き出してやると、しっかりと頭を持ち上げ「やったわ、わたし!」って顔。
その後、何とか自力で寝返りたいのだろう、仰向けに寝かせても、寝返りのポースで四苦八苦。
下半身OK、腕を振り回しつつ頭を持ち上げようとエビぞりしながら「うん、うん、う〜ん」。
声を張り上げて頑張るめいちゃん。
大人たち、もう晩ご飯どころではない。
みんなして「がんばれ!」と声援を送り、順々に手助けしたり、戻したり・・・。
「うん、うん、う〜ん」を繰り返すめいちゃん。
「めいちゃん〜、苦しいなあ〜、どうしたいの?」
「ねがえりしたいの?もどりたいの?」
そう優しく声を掛けながら寄り添うママ。
随分長い間果敢に挑戦し続けためいちゃんだったが、さすがに精根尽き果てたとみえ、反対向きに寝かせたらやっと落ち着き、身をよじらなくなった。
93歳が「無理せんでええ、ええ。知らん間にでき〜ようになあけんなあ〜」
幾度も繰り返す。
良い一日だったなあ。
めいちゃんが頑張る姿にじ〜ん。
その気持ちにより添えるママにじ〜ん。
みんなでご先祖様にご挨拶できたことをしみじみ有り難く思ったばあばでした。
さあ、つぎはこっちゃん一家がやってくるのを楽しみに待ちましょう。