歌子さん・ピン太郎さんを見送ったのは一昨日の午後。
仕事したり、誰かとお喋りしたり、何かと忙しくしたあと、静かな時間がやってくると、響いてくるのは歌子さんの声。
♪えがお えがお 君の・・・(しあわせのはかりかた)
♪もっこもこ〜 ひつじぐもだよ・・・(もっこもこ)
♪ママのこころも〜(ほっぺにちゅっちゅっ!)・・・
こうして私の耳の底に響き続けるくらいだもの、小さな人たちの耳の底にもきっと響き続けているのだろうな〜。
歌声が残すものは大きい。
以前、賢治の学校の鳥山敏子さん(故人)のWSを受けたとき、声や言葉だけではない「伝える」力(気のようなもの)が必要なことを知った。
ずらりと並ぶ背中を向けている人に向かい、この人って思う人に呼びかけてみる。
呼ばれた方は、「自分が呼ばれた」って感じたら振り向く、というWS。
案外、というかほとんど思う人には声が届いていないものなのだ。
これは声が大きいとか小さいという問題ではない。
相手に届く声、相手に届く言葉。
本当の意味での会話をどれだけしているのか、日頃、薄っぺらいうわべだけの、言葉というにはほど遠い文字の羅列のような会話ばかりをしていたんだなあ〜って思った。
さて、歌子さんの言う「伝わる声のつくり方」はどんなのかな?
本が届くのを楽しみに待っている。