ここあん便り

♪空はどうして青いの

孫を抱いて一緒に空を見上げる。

窓ガラス越しの真っ青で高い空だ。
「お空、高いねえ〜、きれいな色だねえ」
孫の顔を覗くと、うっとりとした瞳で空を見上げていた。
「お空はどうしてあんなに綺麗なんだろうね」とつぶやいたとき、ふと懐かしい歌が蘇った。
空は どうして 蒼いの
海の 色が 映るから
海は どうして 広いの
魚が たくさん 泳ぐから
魚は どうして はねるの
雲を そばで 見たいから
雲は どうして 白いの
カモメの 好きな 色だから
カモメは どうして 飛ぶの
虹を 渡って みたいから
虹は どうして きれいなの
坊やが 空に 描いたから
永六輔好きの女子高生は、こんな歌を脳内に記憶していた。
子どもが生まれたら歌ってやろう、などと思っていたのだったが、
我が子の時には思い出しもせず、
孫に歌って聴かせるとは、想像もしなかったなあ。
ちなみに、この歌の歌詞は私の記憶によるものなので、保障できかねます。