ここあん便り

赤ちゃんの不思議

先日の”あぶぶ”に生後3ヶ月の赤ちゃんが来てくれた。

表情がはっきりしていて、だっこをせがむ様子(目の前の人をじっと見つめ、甘えた声で手足をばたつかせ、「早く、だっこ〜」って訴えている)に、おもわず抱き上げてしまう。
うっくん、あっくん・・・盛んにお喋りする。
声を掛けてやると,満面の笑み。
すごいなあ〜、コミュニケーションが成立している。
家のめいちゃん(生後18日)、こっちゃん(生後ひと月半)とは大違い。
あとひと月もすれば、こっちゃんはこうなるのだな、と思いつつ向き合う。
こっちゃんは今、アパートに帰っちゃったので毎日様子を見ることは出来ないが、刻々と変化しているだろうなあ〜。
先週末のお宮参りでは、貫禄を見せていた。
何より、むやみにぎゃ〜ぎゃ〜泣かなくなった。
しっかりと目が合うので、歌ったり、語ったりしてやると、不思議そうな顔をして考えている。
まだ、喃語は出ない。
目の上で「てんこ てんこ」(握り拳を回す)をしてやると、口をすぼめ,足に力を込めて見ている。
そろそろモビールとか吊してやるといいのかな。
めいちゃんは日曜夜からの大泣き大騒ぎから、ようやく穏やかさを取り戻した。
親も子も,きっと疲れていたのかな。
めいちゃんの百面相はほんとうに可愛らしくて面白い。
にやついた顔のあと、声を上げて笑ったりして驚かせる。
不機嫌な顔、困った顔、恍惚の表情・・・。
くるくると表情を変えるのを見ていると、飽きることが無い。
「快」と「不快」しかないであろうこの小さき人の中に、こんなにも豊かな表情がすでに用意されていることに改めて驚かされる。
豊かな感情は,他者との共有なくしては育まれないと常日頃吹聴する私だけれど、その基となる表情は生まれながらに準備されているのだね。
赤ちゃんって、すごいや。
私は今、赤ちゃん観察に忙しい。