知らぬ間におかしな物さしが身についてしまう。
嫌なことだけど、そう言う事ってあるんだ。
無意識に人やものを色眼鏡で見てしまうようなこととかさ。
「粉茶なんて、美味しくないよね」(偏見)
あら、美味しい〜[#IMAGE|S63#](確信)
実体験によって私の偏見は覆された。
人との関係も知る(関わる)ことでしか本当の理解は出来ない。
子どもの、ありのままを受け入れよう。
いつもそう心がけるし、そうありたいと言い続けている。
けれどそれは容易くはない。
自閉症の青年を取り上げたかつてのNHKの番組。
「人の視線が怖い、刺すような眼差しが怖い」
青年の言葉にドキリとした。
どんなに取り繕っても、瞳は語るのだろう。
さて、私は彼の前に立てるかな。
数年経って新たな番組の中の彼の言葉。
「人はどんな困難な状況の中でも幸せを見つけることができる、そう思います。」
なんて素晴らしいんだろう。
本当の困難を知っているからこそ言える言葉に勇気をもらう。
私の中には種々雑多な偏見がうようよしているに違いない。
そのひとつ、ひとつにまずは気づくこと、できれば打ち消すこと、そして増やさぬようにしていきたいね。