私にも若くてういういしいママの頃があったのよ。
メディアの講座で出かけた先の、お母ちゃんたちを見てふと思い出す。
私のようないい加減な人間でも、子をもち親になってみると、やはりまっとうな姿を見せねばと意識するようになり、お陰さまでちゃんとした大人になれたんじゃないかしらね。
子どもと道路を渡るときは、「横断歩道をね」と少し遠回りしても横断歩道のところまで手をひいて歩くようにしたし、車が通りもしない点滅信号だって、ちゃんと「青になってから渡ろうね」って一緒に待ったしね。
エレベーターの前で待つときは「降りる人が先だよ」って、幾度も伝えた。
特別な事じゃなく、当たり前のことばかり。
最近ね、外でスマホを見ながら歩いているパパ、赤ちゃんを抱っこしながら、度々スマホをチェックするママを目にする。
きっと悪気はないのだと思う。
でもね、「ほらほら、お子さんが見ているよ」って、そう思う。
先日も講座のあとで「子どもがスマホを触りたがるのは、子どもの近くで使う機会が多いからでしょうか?少し控えるようにした方が良いでしょうか?」とご質問を受けた。
そうそう、小さな人ってね、大人の真似が大好きなんだもの。
スマホが子どもに良いとか悪いとか、そういうことより前に、子育て中の皆さんは、いつでもお子さんが見ている、子どもに見られているって意識をした方が良いんじゃないかな。
パパやママの立ち居振る舞いを見て、お子さんたちは学んでいくんだからね。
それに、子どもが小さいうちはなるべくお子さんから目を(気を)はなさないでいて欲しいから、スマホはちょっと忘れるぐらいがちょうど良い。
あれ?そう言えば、子どもの手が離れてからもしかして私、ちょっと道を外している?
炬燵でつけっぱなしのテレビを見ながらいつのまにか、ぐうたらぐうたら[#IMAGE|S14#]
おばさん達で集えば周りを気にせず大笑い[#IMAGE|S21#]
いかん いかん[#IMAGE|S22#]
「いつも子どもが見てるわよ」
そして「子育て中の皆さんが見てるわよ」
良識あるばあばになるために、少し気を引き締める必要が私にもあるみたいね。