ここあん便り

食べるということ

身体って、すごいね。
涼しくなってきたら、どうゆうわけかいつにも増してお腹がへるのです。
そして、いつもなら「ごちそうさま」という量を食べ終えて尚、「もうちょっと食べようかなあ」という腹具合。
まさに、食欲の秋到来。

食べること=生きること。

先日、ここあんで見た小さな人たちの姿が忘れられない。
それは、おやつのぶどうを一心に食べる姿。
他のことは考えないの、ただただ目の前のブドウ一粒と格闘するのみ。
「そのままガジガジしていいよ」とママに言われるが、皮を取り除いて食べたいのだもの。
かじってみたりしつつ、小さな指先を必死に動かしては口へと運ぶ。
その真剣なこと。
胸元はもちろん、そこいらじゅうに美味しいジュースが飛び散ろうが、そんなことどうでも良い。
これだけ食べることに熱中できるなんて、もう、惚れ惚れしちゃう〜。
全て食べ終えたとき、やりきった満足感があったからこそ「ごちそうさま」が言えたのだろう。
自分の力で食べる。
それはとても尊いことなんだ。
「とことこ」(2歳児以上のわらべうたのクラス)の子どもたちに、また一つ教えられた。