私はおもちゃ屋だけど、子どもは、おもちゃなど無くても遊べる人だと分かっている。
どんなに優れたおもちゃでも、所詮大人が創ったものだということを、忘れちゃいけないよね。
先日、孫たちが全員集合した日のこと。
3歳から8歳まで、総勢5名が集まると、みんな嬉しくて大興奮。
家の中じゅうで追いかけっこや隠れんぼを繰り返す。
ヒートアップの末、小さい子が仲間はずれにされたり、スピードについていけず転んだり・・・。
結局、大人に遊びの中止を迫られる。
絵本を読んだり、アナログゲームで遊んだり、ごっご遊びで一時は楽しいけれど、身体を動かしたい衝動はどうにも止まらない〜
朝、早くから集まっていたので、どこか自由に走り回れる所へ出かける他なし、と大人は判断、市民の森へ出かけることにした。
少し肌寒く曇り空ではあるが、幸い雨マークはなし。
父親不在の母子4名+母親不在の父子4名、それぞれの車で市民の森へ。
バアバはお昼のお弁当担当となり、急ぎご飯を炊く。
「市民の森」は桜のシーズン以外、混雑なしの穴場的公園。
アップダウンのある松林、といった感じかな。
この日も、ゴルフの練習をするおじさんひとり、散歩する近所の方数名以外とは遭遇せず。
孫たちは10時からこの公園でずっと走り回っていたらしい。

「お弁当はまだか〜」催促のポーズ?
おにぎりさえあれば何とかなるだろうと、大急ぎでこしらえたお弁当。
あっという間に、それぞれの胃袋に・・・。

「続きを(遊びの)する〜」
全員が食べ終わるのを待ちきれず、走り出す子どもたち。
食後は少し休憩を、と言うのは大人の感覚なんだね、とにかく遊びたい子どもたち。
「遠くに行かないで、大人の見えるところで遊んで!」と頼む。
朝からずっと「鬼ごっこ」をしていたようだが、お弁当のあとも「鬼ごっこ」は続いた。
鬼ごっこも色々バリエーションがあって、午後からは「氷鬼」。
女子チーム(小2×2+3歳)
男子チーム(年長1+年少1+大人1)
3対3での氷鬼、年齢差はありつつも、つかまったり、仲間に助けられたり、決着の付かぬなかなかの良き試合。
3歳、4歳は、鬼につかまった後、じっと氷になったまま居ることが難しく、ネエネに「動いちゃダメ!」と度々叱られていたが、仲間に助けられることを理解してからは、両手を合わせ上に上げたポーズでじっと待てるようになっていった。
小2女子と年長男子の攻防戦が面白かった。
女子二人が男子を挟み撃ちにしようと試みるが、すばしっこい年長男子はフェイントをかけて切り抜ける。
3歳の年の差なので、まともに走れば追いつかれてしまうが、上り下りを自在に駆け抜ける男子をネエネたちは容易に捕まえることができない。
孫の中でも、とりわけ小ぶりで成長もゆっくりだと思っていたが、見事な走りっぷりに惚れ惚れするバアバ。
春からの小学校生活もきっとこのすばしっこさで走り抜けてくれるだろう。
午後2時を過ぎても、遊びは終わる気配無し。
さすがに走り疲れたのか、遊びは「だるまさんがころんだ」に。
年齢差があるので、小さい子にとっては厳しい感じはするけれど、大きい子の言うことをそれなりに聴いて遊びが成立している様子に感心した。
父親が一緒に遊んでいたが、出しゃばることなく上手に子どもに混ざってそこに居る姿もまた嬉しかった。
さすがに私は冷えてきて、これ以上付き合いきれなくなり、そろそろ帰ろうと声を掛けてみるが、孫たちは「まだ遊ぶ〜」と。
仕方なく最終手段のおやつ作戦。
「バアバがおやつに鯛焼きを買って帰るよ〜だから、そろそろ帰ろうか〜」
「まだ遊びたい〜!!」
鯛焼きで釣ろうと思ったが、あっさり断られる。
結局、遊びは3時半まで続き、朝からおよそ5時間、彼らは外で遊び続けたのでした。
付き合った大人の皆さんもお疲れさま〜。
いや〜、すごいな。
身体一つ、な〜んにもなくても、飽きることなく遊べる人たち。
鬼ごっこも、だるまさんがころんだ、も、かつての子どもたちが生み出した遊び。
わらべうた遊びも然り。
遊ぶことが彼らにとっての一番大事なことだと、もちろん知ってはいたし、そう話もするけど、孫たちの遊ぶ姿に、子ども自身がそれを求める姿、身体から発せられるエネルギーを見せつけられる思いがした。
子どもたちの身体が訴えるもの、求めることを無視してはいけない。
またひとつ私の宿題が増えた。

