ここあん便り

コレクションブーム

子どもたち(女子)の間で、シール集めが流行っているんだとか?
テレビのニュースで知った。

ポケモンなどのカード集めなど、コレクションブームは昔から繰り返されてきた子どもの文化だと思いきや、子どものみならず、大人を巻き込んで繰り広げられる現状に「はて?」と思うのは私だけだろうか。
レアカードと呼ばれるものは高額で取引されているそうなので、もはやこどもの遊びではなくなった。

テレビの報道でシール交換会に集まる子どもたちが、互いのシール帳を見せ合い、欲しいシールがあれば交渉し、自分のシールを交換してもらう様子を見ながら、時代の変化を感じずには居られなかった。
交換会には親が付いてきており、レアもののシールを交換するにはそれなりのランクのシールが求められる。
思うシールと交換してもらえず悲しむこどもに、近くで見ていた親が「高いけど、買ってあげなきゃ可愛そうかな」と言っていた。

息子たちが小学生の頃、ビックリマンチョコについているシールを集めるのが大流行。
シール欲しさに、チョコを捨てるようなことも起き、(息子たちは、シールを取り終えた後のチョコを「いらんけど食べる?」と友達に言われ有り難く食べていたそうだ)結局、学校で禁止されたように記憶している。
買い食いなど、させたことのない家の子は、ブームの主役にはなれないが、同じ子どもとしてブームの中にいて、仲間同士のやりとりを傍観していた。

欲しいシールやカードを自分のお小遣いで買えるこどもは限られていて、カードを沢山持てる子、少し持てる子、ひとつも持てない子・・・とまあ、立場の異なる子どもたちが集まり、カード交換をそれぞれの立場で楽しんでいたんじゃないかな?
そうした中で、優越感、或いは劣等感、憧れ、嫉妬、などの感情も抱いたかも知れない。
これらは全て子どもの世界での出来事で、親たちは知るよしもなかった。

何のカードだったか覚えていないけれど、息子などは、調子よくおこぼれのカードをもらい、自分はひとつもカードを買うことなく、いつしかカード交換の仲間に加わっていた、ということがあった。
それもかなりの枚数、集めていたような。
子ども同士の遊びを通した関係作りの中で、様々な場面で生まれる「貸し借り」は、成功や失敗を重ねつつ、その後の人間関係作りに役立っていることだろう。

こうしたコレクションブームは、子どもたちの中で繰り返されるひとつの「子ども文化」であり「こどもの遊び」だと思っていたけれど、残念なことに今は大人が介入して成り立っているのだな。

どうしたものか、考えはじめると出口の見えない迷路をぐるぐるしはじめ途方に暮れる〜