心地よい疲れ、というのは良いものだ。
今年度最初のメディア講座を終えて、ホッとひと息。
年に2回、繰り返しお呼びいただいている地域で、母親たちが変わっていく様子が何よりも嬉しかった。
食事の準備や家事を行うために、ついテレビやビデオを見せる。
そうした大人の都合でメディアを頼りにするのはやめませんか、と伝え続けて来た。
今、テレビを見ない代わりに、台所で食事の準備を手伝う子どもたち。
テレビをやめて、おんぶをして台所仕事をするようになった母親。
母親たちが、保健師や支援センターの職員と一緒になって愉快に笑い合う姿をみて感心した。
支援をする人、される人、という関係ではなく、「子どもを育てる」という大きな目標のために、共に頑張る「同志」のような関係がそこにはあった。
ここあんでも、「子どもとメディア」の話をしようかな・・・。
「見せない・使わせない」という話ではなく、
適度に触れさせつつも決してどっぷり浸かってしまわぬように
さりげなくコントロールしていく術を、子どもの周りの大人がまず身につけなくてはならない。