新たな参加者を迎え、新年度の「あぶぶ」始まりました。
今年度も、ミオ・ファティリティー・クリニックのご協力により、提案型おやつの提供を受けています。
つるん!と食べやすいゼリーは大人気。今回は色鮮やかな「苺のゼリー」を頂きました。
わらべうたの後に選んだ絵本は偶然に「いちご」(福音館)
季節の絵本は結果的におやつと連動することになり、いつも密かに「よしっ!」 [#IMAGE|S49#]
絵本いちごは、いちごが成長していく様子を、いちごの声を聴きながら目で追うことが出来る魅力的な絵本。
徐々に色づき始めたいちごをみつめる小さな人たち。
おもわず「ごっくん」、つばを飲み込む音が聞こえそうです。
赤く色づいたいちごに「さあ、どうぞ」と言われたとたん、スタスタと絵本のところへやって歩み出て、熟したいちごをつまんで口へと運ぶ、そのしぐさの可愛らしいこと。
私は、一番大きくて美味しそうないちごをそ〜っともぎとって、自分の口にはこび、ゆっくり味わいます。
「ねえ、おいしい?」ってちびちゃん達の顔がヨダレを垂らしながら聞いている、その何とも言えぬ表情は、お母さんたちには見えない私だけの特権です。
先週のあぶぶでは、子どもたちが次々に絵本の中のいちごをもぎにやってきました。
昨日の午前の部では、食いしん坊のNちゃんが本当に美味しそうに苺を食べて、その後、お母さんやお友達にせっせと配り歩いてくれました。
子どもたちは、絵本の中に本当の苺を見ているのでしょう。
瑞々しく甘酸っぱいいちごを本当に味わってもいるのです。
ページを閉じた後の、満足そうな表情は心が満たされたことを教えてくれます。