先週だったか、NHKクローズアップ現代で歌舞伎と歌舞伎座をとりあげていた。
歌舞伎は、400年、大衆によってのみ支えられてきた伝統芸能だったことを改めて知った。
興行元の松竹が経営難から手放した「文楽」が、その後行政支援により細々と続いていることなど、知っているようで知らない伝統芸能の舞台裏を垣間見たような、そんな気がした。
これからも大衆に指示され続けてこその歌舞伎であると、そのための工夫が新しい歌舞伎座には随所になされているのだということ。これはすごいことだなと思う。
子どものための芝居(舞台)に、もっと税金をつぎ込んで欲しいと常々思っていたけれど、もしかするとそれは少し間違っていたのではないかしら。
子どものために、今まで以上に税金を投入して欲しいという気持ちは変わらないけれど、歌舞伎ファンが歌舞伎を支えたように、人形劇や芝居、子どもと楽しむ舞台芸術のファンを更に増やす努力をもっとしなくちゃ。
歌舞伎のすごさを今回、違う意味で感じた出来事だった。