メモリーゲーム。
我々が神経衰弱と呼ぶ遊びの入口は、「おんなじ!」を発見すること。
小さなお子さん向けには、全く同じものを選び取るタイプ、例えば「りんご」「かさ」「くるま」など、子どもにとって身近で、分かりやすいものをデザインしているのが主流です。
「おんなじ」を見つけるのが嬉しい小さなお子さんに分かりやすく、数を調整するなど工夫すれば、まだ視野の狭いお子さんでも無理なく楽しめます。
小さいお子さんには、ゲームを始める前に、カードの絵に親しむことをオススメします。
カードを見ながら、お子さんとたくさん会話をし、カードや絵を理解しておくと楽しいゲーム遊びにつながります。
カードを並べてお話を作ったり、同じカードを見つけたり、好きなカードを集めたり、遊びは広がります。
ここあんでオススメする「テディーメモリー」(ラベンスバーガー社/カワタ)などは、デザインが優れている上、丈夫で、子どもたちにも愛されるロングセラーのおもちゃです。
先日も、おもちゃの広場で紹介し、遊び方をお伝えしたところですが、クレヨンハウスのYouTubeチャンネルに、このおもちゃを紹介している素晴らしい動画を見つけました。
子どもたちと「同じ」を見つけるとき、モノのもつ様々な「能力」「違い」を見つけることでもある。
子どもたちがこのペアカードを介して様々な色や形、表情などイメージを膨らませることができると、分かりやすく伝わります。
こちら↓ぜひ、参考になさって下さい〜♪
メモリー遊びについて
カードに親しみを覚えたところで、いよいよカードを裏返し、「何が出るかな?」とわくわくしながらカードをめくる遊びのスタートです。
はじめは、3セット(6枚)くらいからはじめて見ると良いですよ。
また、小さな(2.3歳)お子さんにとって「2枚ずつめくって、同じものを見つけられたらOK」というやり方(神経衰弱)は難しいです。「カードが不正解(合わなかった)だと、開いたカードを元に戻す」というルールもついてくるので、一層複雑になってしまいます。
上に兄弟姉妹のあるお子さんなどは、兄姉が遊ぶ姿を見続けていて、小さくても遊びの進め方を習得していたりしますが、はじめてのお子さんであれば、次の様な遊び方をオススメします。
①絵カードを広げ、会話しながら、どんな絵があるかをよく見てみましょう。
②絵カードには、同じカードがある(ペア)ことに気づき、「同じ」を探してみましょう。
③絵カードを全て伏せましょう。
④カードを一枚めくり、ひとところ(決めた場所、右下とか)に並べてみましょう。
⑤めくったカードを並べるとき、すでに開いたカードの中に、同じ絵カードを見つけたら重ねましょう。
ゲームとして楽しむ時は、各自順番を決め、1枚ずつカードをめくります。
すでに開いたカードの中に、自分がめくったカードと「同じ」を見つけたとき、そのペアカードがもらえます。
カードを沢山とれた人が勝ちです。
紹介した動画でも「カードの枠を使う遊び」について触れられていましたが、カードの枠は捨てないで下さいね。
パズル遊びのようにカードを枠に戻して片付ける遊びが子どもたちは大好きです。
カードの紛失も防げますよ。