ここあん便り

成長するお人形

7歳の孫Mちゃんが4歳の時にプレゼントした赤ちゃん人形(サーラ)


弟が生まれるのを前に、「赤ちゃんのお世話をしたい」と言うので、おむつ換えの練習ができるお人形が良いかな〜と手作りしたのでした。その時の記事 → 赤ちゃん人形おむつスタイル

あれから4年。
赤ちゃん人形は「し〜ちゃん」と名付けられ、可愛がられていたようです。
先日、孫から「ばあば〜、しいちゃんの髪の毛、長くして〜」とリクエスト。
「お洋服も、スカートとかはかせたい」と。

赤ちゃん人形なので、おむつを当てやすいように”ガニ股”だし、体型もお腹ぷっくりなんだけど…
私としては、着せかけ人形が欲しくなったら大きいサイズのお人形を新たに作れば良いと考えていたのだけど、彼女にとっては、しーちゃんが一番なんだね。
なので孫娘の希望を叶えることにしました。

ヘアスタイルを色々変化させたいそうなので、ロングヘアーにしました。


三つ編みしたり、ヘアスタイルを色々工夫できるようにしてみたけど、どうかな?
幼顔だけれど、お洋服を新しくすればお姉さんらしく見えるはず。

洋服をどうしよう〜可愛い布があったかな?と探していたら、お嫁ちゃん(Mちゃんママ)が孫の古着を持って来た〜
「お人形の服は、これで作れませんか?どうしても捨てられないのがあって…」と、Mちゃんが小さいとき来ていたロンパースやワンピースを。
Mちゃん、「5着くらい、お着替え欲しいなあ〜」だって!!
5着…。
まずは古着を洗ってアイロン掛けて、まずはブラウスとスカートに仕立てましょ♪

昨日、長い髪の毛になったしーちゃんに他のお人形の洋服(ハナチャンの半袖ワンピ)を着せて、孫に会わせると、最初「?」「しーちゃんよ」というとすぐさま抱き上げて「可愛い〜♪」
前髪を持ち上げて「こうするとしーちゃん」と納得。
早速「髪の毛結んであげたい〜」と、ひとつ結びにしたりお団子ヘアーにしたり…
おもちゃ遊び、おままごと遊びなど、しーちゃんを片時も離さないでひとりごとを言いながらこそこそ遊び続ける様子を見ていると、しーちゃんが彼女にとって本当に大事な存在なのだなあ〜とよく分かった。

さて、しーちゃんと再会したら、しーちゃんをばあばんちに預けておくなど無理な話。
お洋服の仮縫いに、またしーちゃん連れて来ることを約束して、しーちゃんと孫は帰っていった。

これから先、しーちゃんはまた、孫と一緒に成長していくのかな?
汚れたらお風呂に入れて綺麗にしたり、破れたら繕って、髪の毛などは一番痛むところなので、増毛、植毛、場合によっては色を変えたり…
手作りの、ウォルドルフ人形だからこそできることだと、しみじみするバアバです。