ここあん便り

浜のいただき(郷土料理)

芋ぼた(サツマイモ入りのぼたもち)を苦労なく作れるようになり、仏さん事や孫へのお土産に大活躍。
お盆には、もちろんこのように。


餅米2合で、このくらい作れます。

私自身、料理は嫌いじゃないけど、決して上手ではありません。
味(自分の味覚)には自信があるのだけど、素材の切り方や盛り付け、でき上がりの美しさという点で「う〜ん」って感じ。
調理のスピードにも自信がある。(正確にはあった…が、今は少し衰えてます)

さて、芋ぼたに続く得意料理を増やすべく、そしてまた是非とも習得しておきたい郷土料理「いただき」にいよいよ挑戦いたします。
参考にしたのは、こちらのサイト
いただき 鳥取県/うちの郷土料理(農林水産省)

以前、知人に教えてもらったレシピ通りにやって失敗した経験から、自分なりに工夫を加え、次のようにしてみました。
[材料(いなりあげ/正方形 18個分)]
米 2合
ゴボウ、人参 各40グラム
干し椎茸 3枚
きざみ昆布(水でもどしたもの)
調味料/酒 20cc みりん 20cc 醤油 50cc 砂糖 大さじ1
だし汁/椎茸の戻し汁など 800cc
[作り方]
①米は洗ってざるに上げておく
②油揚げは切り口を開け、油抜きしておく
③ゴボウはささがき、人参は千切り、干し椎茸は戻して細かく刻む
④①と③を混ぜ合わせ、油揚げに詰め、口を楊枝で留める
あげの表面に適宜楊枝で穴を開け味が染みこみやすくする
⑤炊飯器(5合炊き)に刻み昆布を敷き、その上に④の半量を立たせて並べる
⑥調味料、だし汁の半量を入れ、焚く


レシピでは大きな三角あげ6個分ができる予定でしたが、三角あげが厚揚げ(煮付け用)しかなったので、いなり寿司用の正方形と長方形の薄揚げを半分にカットして代用しました。
結局18個もできてしまい、とても炊飯器に収まらない〜となり、2分の一ずつ炊くことにしました。
(あげにどこまで中身を詰めたら良いかが分からず、余裕を残したので出来上がりの個数が増えてしまったと思われます)

出来上がりは、形が不細工、中身の詰め方、楊子の刺し方、並べ方味に工夫の余地あり。
味は合格点、食感も良し、ただし味の染み具合にばらつきあり、だし汁を少し増やすべきか?
刻み昆布は、鍋底の焦げ付き防止の出汁昆布の代用でしたが、焦げ付き防止というより、一品追加の副産物となり大変美味しい〜(刻み昆布が美味しい出汁を吸ってしまったかも)
ちなみに、3個くらいペロリ〜でしたので、三角あげを見つけて、ぎゅう〜ッと詰め込めば全量を一度に炊けるのかも、と思われます。

以上を踏まえ、自慢のいただき、完成を目指し精進あるのみでございます。