ここあん便り

6月のわらべうた”あぶぶ”

赤ちゃんがいっぱいの金曜日”あぶぶ”でした。

遠野のわらべうたについて、ちょっこしお伝えしつつわらべうたと絵本で遊びました。
「わらべうたをどうしたら覚えられますか」と訊ねる方があり、「歌うしかないかな・・・」とお返事。
こんな時いつも思い出すのは、小林衛己子先生をお招きしたとき教えられた言葉「まず100曲は歌えるようになりなさい。」
これは子どもの前で歌う者への励ましのお言葉と受け取った。

私の感覚で言えば、50曲くらい確実に覚えた頃から、新しい歌も無理なく覚えられるようになったかな。
「なかなか覚えられない」という時は、まだまだ足りないってことかも知れないね。

それでも、「覚えたい、歌いたい」って、そう願う人が増えるのはとても嬉しい。
口ずさむ人がひとり増えるごとに、同じ数、もしくはもっと多くの子どもたちへも伝わってゆくのだから。

そうそう、遠野のわらべうたの木津さんは「数は少なくて良い、ひとつのわらべうたで飽きるほど遊んで欲しい」と言っていたね。
子どもたちは「もう一回!」が好きだもの、繰り返し、繰り返し、その声に応えるうち、大人自身の体と心にしっくりと馴染んでくるように思います。