ここあん便り

5月の土曜日文庫

5月の土曜日文庫 大人3名 小学生1名 乳幼児6名
胃腸炎が流行っているようで、お休みが数組ありました。

♪おてぶしてぶし
 めのまどあげろ
 とおげのさかみち
 ことしのぼたんは
 わたしょ わたしょ

絵本 やまざくらとえなが ちいさなかがくのとも 5月号
   たんぽぽ 平山和子作
   ピーン こどものとも年少版 5月号
   わたしとあそんで マリーホールエッッ

ゆうくんが「たんぽぽ」を読んでくれると聞いたので、裏庭のたんぽぽをお部屋に飾ればいいな〜って考えながらここあんへ出かけると、あらっ!!庭中に咲いていたはずのたんぽぽがない・・・。
ほとんどが綿帽子を飛ばしちゃったあとの丸坊主さん。
やっとみつけたわたぼうしひとつと、ひっそり隠れるようにしてさいていたたんぽぽを二輪みつけてお部屋に飾りました。

ゆうくんが読み聞かせてくれた通り、薄暗いお部屋を夕方と勘違いしたたんぽぽさん、お花をすぼませていましたよ。
ゆうくんの「ホントに二百もあるのかなあ〜」というつぶやき、聞いちゃいました。たんぽぽの花びらはたったの1枚。だけど、その一枚の花びらをもつ小さな花が二百あつまっていることを絵本は教えてくれたから、確かめてみたくなっちゃうね。
たんぽぽの根っこがとてもとても深く下へ伸びていることもね。
今度、ここあんの裏庭のたんぽぽの根っこを、ずっとずっと掘ってみましょう。

最後に読んだ「わたしとあそんで」に出てくる女の子、私、大好きなんです。
あの女の子の様子を見ていて、こどもと向き合うときと同じねって思う。
じっと息を潜めて待っていると、必ず向こうから近づいて来てくれる。
決して知らん顔するんじゃなくて、期待しながら待つってこと。
それと同時に、「あ〜よかった」って、絵本の中の女の子と一緒にとてもとても幸せな気分で終わる安心感は、こどもと楽しむ絵本に欠かせないことだと再認識させてくれる一冊でもあります。

来月は6月11日(土)です。
短くても、ストーリーテリングをひとつ入れたいと毎回思うのですが、なかなか実現できずにいます。どこかで宣言してしまわないと叶いそうにないので、6月はひとつ、素話を入れることをここで宣言しておきましょう。