息子たちが来て、一緒に食事などしてひとしきり過ごした後「じゃあね」と帰るとき、92歳の姑はヨロヨロしながら外に出て見送る。
夜だったり、雨だったりすると皆に「危なっかしい」と言われ、仕方なく表の部屋の障子を開け、窓越しに見送っている。
その後、心底残念な様子で「帰ってしまったなあ〜」を最低3回はぼやく。
「神社の先を左に曲がるだあが、車がそこを曲がるまで見送ることにしとる」という姑の言葉に、
「大きなばあさんがいつもそうだった。曲がり角を曲がるまで家の前で見送ってたなあ」と夫。
私もそうなるのかなあ。
順送りに同じようなことになっていくのかも知れないね。
ここあん便り
順送り