ここあん便り

言葉を受け取ってもらえるヨロコビ

メディアの講座が続いているお陰で私の脳みそリフレッシュ!

やはり、「考える」「思考を整理する」という行為は大事ですね。
保育所・幼稚園の保護者向け講座で今年私が取り上げたのはWHOが4月に発表した幼い子どもとデジタルデバイスとの関わりについてのガイドラインに関すること。
幼い子どもがテレビやDVDをはじめとした画面に釘付けになる様は皆さんご存じの通り。
大人としては「手が離せないときにじっとしていてくれて助かる」という思いでついメディアに子守を頼むという現状に繋がっているのだと私は理解しています。
そこに、日々私たちが言いたいと思っていたことをズバッと言ってくれて、大歓迎。

これまでも日本小児科医会をはじめ、子どものメディア接触については提言がなされてきましたが、このようなガイドラインが発表されたのは初めてのことです。

子どもは自分の力で動けるようになると片時もじっとしていません。
幼い子どもが何もせず、ぼーっと考え事をしているなどということはありません。
常に興味は外に向かって開かれていて、とてもアクティブな人たちです。
親の膝に抱かれておとなしくしているときでさえ、手足を動かし、あっちこっちキョロキョロ、音がすればそちらを向き、モノが動けばそちらに注目・・・。

動き回れるような子どもなら、興味の対象に向かって突進。
特に大人が触って欲しくないモノに興味津々。
子どもにとって「手を伸ばし、触れる」ということのひとつひとつが「遊び」であり「学び」です。
様々な素材にふれ、質感、重さ、匂い、味?などからだで感じる情報全てを脳みそに蓄積させていくのです。
五感を鍛えつつその時々の大人の反応も情報として蓄えられていきます。

幼い子どもをじっとさせておくこと、そのことに警鐘を鳴らした今回のガイドラインの意味を、私たち大人は真摯に受け止めなければならない。
子ども自身がもつ「育とうとする力」を決して邪魔してはならない。

このガイドラインをきっかけに、子育て中の人たちが「子ども」という素晴らしい存在に改めて気づいてくれたらなあと、願っています。

幸いなことに、これまでお伝えしてきた市内3園の保護者の皆さんに、私の思いは伝わったように感じました。
言葉を受け取ってもらえるヨロコビを感じつつ、講座を終えました。