ここあん便り

褒めて育てる(連れ合い編)

連れ合い(ジイジ)の育て方講座ってのができそうな私、誰か呼んで!

2年前までは、家のことは何一つ出来なかったけれど、「言われる前にする」が最近は身についてきて、できることがずいぶん増えたジイジです。
もっとも彼自身、長老様が元気だった頃はいつまでも世話をしてもらう対象だったから、長老様の出来ることを奪わないという気持ちもあって、何もしないで来たのかもしれない。
私の方にも、何かしてもらうことへの抵抗感や頼むと余計に手がかかるといった気持ちがあったのも事実です。
先日、ちょっとした集まりの時、「男たちが家のことを何もしない」みたいな話になって、私より少しお姉さんの方が「トイレットペーパー(なくなったりなくなりそうだったり)の交換や補充さえ出来ない(しない)夫」と言うのに「家もよ〜」と盛り上がった。
「私たちは何から何まで、すべて女性(嫁)がやってきたけれど、若い人は違うみたいね、お宅はどう?」と問われ、「日々教育ですよ」と答えた。
最近、世の中には便利なお掃除グッズが色々ある。
(クイックル○○ーとか、二度拭き不要ペーパーとか・・・)
ジイジにちょっとしたことを頼むとき、こうしたグッズは大変役に立つ。
気軽にできるってのは重要かも。
使い捨てのものはなるべく使いたくないけれど、初心者用として目をつぶる。
今後、環境問題を考慮しつつの家事ができるようになると良いけれど・・・。
大切なのは、ジイジの出来ることを意識的に残しておくこと。
出かける予定があるとき、以前なら前夜から脳内シュミレーションを繰り返し、家を出るまでの限られた時間内にやるべきことを段取りよくこなし、のんびり新聞など読んでいる人をイラッと嫌な目つきで見たりしていたのだが、今は、ジイジに頼めないことのみをちゃっちゃと(部屋の片付けや洗濯など)やって、「朝食の片付けと部屋の掃除機かけ、お願いね!」と言い残して出かけられる。
これは精神的に余裕が出来るし、大変気持ちが良い。
出かけるとき「ジイジにやってもって大助かり」「ありがとうね」と言っておく。
しかし、褒めすぎはいけない。
「手伝ってあげる、という意識は間違ってますよ。あなたも私もこの家で暮らす共同生活者ですから、お互いに出来ることをするのは当たり前のこと。言われなくても気づくようにならないとね〜」とさりげなく伝える。
孫一家が来て大量の食器を洗わなくてはならないとき、先に立って洗い始めるジイジ。
大変助かる。
さてそろそろ、次の家事習得にチャレンジしてもらいましょうか。
洗濯、またはトイレ掃除、どっちからやりますかね〜