何かしらの問題があって生きづらさを抱えている人。
毎日が思い通りにいかなくてストレスを溜め込んでいる人。
特別なことでなくても、誰しも多少の悩みは抱えているのだろうが、とりわけ子どもとの生活に困難を抱えてしまうと、本当に辛いだろうなあと思う。
ここあんにやってくる母子たちも、ハッピーな人ばかりではない。
他人から見ればこの上ないハッピーな環境だとしても、当の本人がそう思えないときだってある。
そうした困りごとを抱える方に何かしてあげられることがあるとしたら、何だろう。
ひとまず、心の内を吐き出せる場となり、気持ちに寄り添ってあげることかしらね。
そんなことを思いながら、自分のことを振り返ってみる。
私は、自分を甘やかすことが得意だ。
ダメだな〜と思うことは日々あるが、大抵のことは「まあこれでOK」って納得しちゃう。
妙な自信を備えていて、自己肯定感”満ち満ち”かもしれないです。
多分それは、親というより親以外の大人たちから注がれた温もりによるものだろうと思う。
おばあさん、そして近くに住んでいたおじさん、おばさん、近所の人たち・・・。
「自分自身を大事にすること」が知らず知らず身についた。
そして、大人になってからも良い人たちに恵まれて過ごしてきた。
やりたいこと、なりたい自分、理想の暮らし・・・そうした目標を実際の生活と折り合いをつけながら実現できるって、本当に幸せなことだなあ〜。
きっとそれは、自分を甘やかすことができたから叶ったんだな。
ありがたや、ありがたや・・・。
一方、悩みを抱える人の多くは、自分自身を受け止めきれないでいるように感じる。
素敵なのに、頑張っているのに、「そんなことない」って思っているみたい。
どうしてかな?
自分は「ダメだ」って思いながら暮らすのは本人はもとより、家族にとっても辛い。
子育てにつきまとう問題の根底にあるのは、そのひと自身のことだったり、遡って自分と親(大人)との関係に由来するようにさえ私には思える。
そうした悩ましき人々が世の中にはゴマンといらして、というか、「自分を好き」って思えない人が増えているような実感さえするこの頃、これは一大事ですぞ。
日常の「辛い」を「楽しい」に変換する手立てはないかしら?
「できない」ことを数えるのをやめて「できる」に注目しなくては!
「自分を甘やかす極意」を、怠け者の私こそが伝えていかねばなりません。
そしてここあんには賛同者(つまり怠け者)が結構いるはずです。