わらべうた遊びの後、絵本を3冊ほど読むことにしています。
その時の参加者を思い浮かべながら選書します。
絵本が子どもたちの心を捉えて放さないようなとき、「よし!」と心の中で小さくガッツポーズしますが、3冊ともバッチリ、ということはなかなかありません。
絵本から気持ちが離れてしまい「とことこ」とどこかへ行ってしまうようなときもあり、2勝1敗とか1勝2敗というのが通常です。
子どもは正直です。
みえないというだけでそっぽを向くときもありますし、何とかこちらを向かせようと読み手が力むと「結構です」と引いてしまいます。
4月のとことこ、選書はバッチリでした(自画自賛)
絵本は食事と似ているなと思います。
読み手の心境は、食事を作って家族に食べさせるのと同じようだと思うのです。
きれいに食べてもらえたときの満足感のように、最後までしっかり目を離さず聞いてもらえた時、胸が一杯になります。
「もう一回」などと言われるのは「おかわり!」と同じ。
とことこが終わって数日経つけれど、私はまだ幸せな気持ちでいます。
ありがたいことですね。