今日はNPOのチャリティー事業「笑顔発見プロジェクト」オンラインコンサート実施日でした。
私は療育センターの会場スタッフとして昨日からセンターの職員さんとともに準備や当日運営を担当しました。
この事業、オンラインで取り組むのははじめてです。なので、ネットの接続が上手くいくか、オンラインで楽しさが充分伝わるか、など考え出したらきりがないほどあれこれ不安を抱えつつの実施でした。しかも、2会場での同時開催。会場外、ご自宅や病室での参加を希望する方にはリモート受信できるよう対処しました。
この事業は、毎年年明けから3月まで県内で実施している募金活動(赤い羽根共同募金の「つかいみちを選べる助成金」募金)に寄せられた善意によって継続実施している事業ですが、今年は新型コロナウィルス感染拡大状況により一旦中止となりました。その後、実施予定施設の方から「生でなくても構わない」という思いがけないご意見をいただき、オンラインでの実施に踏み切ったのです。
生にこだわり続けてきた私たちの背中を押して下さったのは、常にケアを必要とする子どもたちと共にある施設の皆さんに他なりません。
東京のライブハウスから、歌子さんが「鳥取のみんな〜♪」と呼びかけます。こちらの様子をzoomで逆配信し、それを歌子さんが確認しつつ「見える〜?こんなふうにできる?」画面越しだけど、一体感のある楽しいコンサートは会場の子どもたちを笑顔にしていきます。何かしらの障害をかかえているお子さんたちですから、それぞれに動ける、動かせる範囲で精一杯手を振り、身体を弾ませて参加します。寄り添う先生、職員の皆さんがお子さんたちの顔をたえずのぞき込んで、楽しさを共有し続ける姿がとても素敵。
初めは後ろの方で皆さんの様子を眺めていたけれど、我慢しきれずお子さんたちの表情を見るため前へ出ました。ああ、みんな良い笑顔♡喜びとは、言葉や表情ではなく、その身体から発せられるものなんですね。手にしっかり握りしめた鈴やタンバリンの動きから、確かに感じられる心の動きにじーん。
本当に楽しくて嬉しい時間でした。
会場外で楽しんで下さった方、いかがでしかた?今回は限られた方にしかご案内できませんでしたが、これを機に在宅療養中のお子さんたちにも積極的にお伝えしていけるような気がします。オンラインだからこそできることもある、それに気づけたのは大きい〜。
最期に、毎年募金に協力してくださる皆さまに心より感謝しつつ残りの事業頑張ろうと思います。