ここあん便り

積み木で遊ぼう

お子さんのおもちゃ遊びについて、最終的には「ごっこ遊び」「積み木遊び」へと発展していくのが理想と、保護者の皆さんにお伝えすることがあります。
様々な遊びや日常の豊かな経験が遊びを広げる元となり、例えば積み木のようなシンプルな遊び道具を用いて自分のイメージするモノを形にし、想像し創造する力を具体化できるのでしょう。
ひとりで、或いは仲間と、「そうだ!」「良いこと思いついた!」を積み重ね、とことん遊び尽くす姿はとても美しく、子どもの特権だと考えていますし、そうした経験が、大人になった人を支え続けるのだと、信じているから。

かつて我が家の息子達も、積み木やブロックで作ったモノを部屋中に広げて遊んでいたことを思い出します。
積み木はもっぱら基地(建物)として、ブロックは移動可能、変形可能な乗り物として、大騒ぎしながらごっこ遊びをしていましたね。
それは、小学校を卒業するまで続いていました。
次男が中学生になる時、ちょうど引っ越しをしましたので、それを機に積み木やブロックを片付けたのだと思いますが、今なら、積み木やブロックをもう少し留めていたのかも知れませんね。
中高生の積み木遊びがどうなっていたか、見届けられたでしょうから。


今回、NPOの事業「積み木でアート」を開催し、積み木アート作家/髙木美晴さんと2日間ご一緒し、積み木遊びが以前にも増して好きになりました。
そして、積み木遊びをもっともっと自由に楽しもうって素直に思えたことは私にとって大きな収穫でした。


積み木で遊ぶコーナーに、たくさんの積み木と共に、お人形、ミニカーなどのおもちゃ、シフォンスカーフを置いておくと、子どもたちは自由な発想で、使えるモノは何でも使う。

以前の私なら、積み木と他のおもちゃをごちゃ混ぜで使うことに違和感を感じていたのだけど、そうした変な意識が、髙木さんと直接お会いしたことや、会場で嬉々として遊ぶ子どもたちの姿、保護者の方、積み木好きの皆さんとのお喋りを通じて全て取り払われたように思います。


moinapi /エイベルブロック
美しい曲線の積み木は、今回髙木さんの紹介でご縁のできたmoinapiさんからお借りしたエイベルブロック。
(ここあんでもお取り扱いさせて頂けるよう準備中です)

これまで、ここあんで時折開催していた「おもちゃ(積み木)のアトリエ」をやらなきゃ!!
子どもたちの「帰りたくない〜」「もっと遊ぶ〜」という声に、このような機会をもっとつくらねば!!

みなさんも、積み木をいつでも遊べるように、ぜひ身近なところに置いて日常の遊びに活用して下さいね。
積み木遊びの楽しさを再発見した私は、新たなミッションを果たすべく、頑張るぞ!と珍しく気合い満々です。