ここあん便り

目交い(まなかい)

目と目を合わす(互いに)
特に言葉を持たない小さな人との関係をつくる上でとても大事
これを「目交い(まなかい)」と呼ぶ。
(「目交い」の重要性については、さくらさくらんぼ保育園創設者(故)斉藤公子さんの著書等に詳しく書かれています)

お子さんたちはひとり一人個性豊かで成長発達にも個人差があって当たり前ですが、時折「!?」、上手く言えないけど気になる動きを見せるお子さんに出会います。
そういうとき、まずはそのお子さんの目をまっすぐ、じーっと、正面から見つめます。

赤ちゃんたちは、こっちが意識しなくても「こっちみて!」オーラを出しまくる人たちです。
けれど、こっちがのぞき込むように正面から見つめても、瞳が定まらずゆらゆらさまよってしまう赤ちゃんもあるのです。
目の合いにくいお子さんに、発達のアンバランスさを感じることがあり、保護者さん自身も育てにくさを感じている場合が多いです。

わらべうたを歌いながら正面から見つめるうちに、しっかりと目と目が合って何となく通じ合えるようになってくれば一安心。

ここあんでは、わらべうた、絵本、木のおもちゃ、などを用いて親子で楽しく関わり合う時間をつくるお手伝いをしています。
しかしそれはきっかけでしかありません。
ご家庭で、繰り返し遊ぶことでしか生まれない、育まれないものがあることをご理解頂きたいと心から願っています。


我が家の4人目の孫、れいくん、満5ヵ月になって笑顔が最高に可愛いとき♥️
あっぷう〜 ベロベロ〜とか、ものすごく喜ぶので
バアバは、顔の筋肉が痛くなるほどやってしまう…

「遊んで〜」「抱っこして〜」、自分からちゃんと働きかける、赤ちゃんのコミュニケーション力に惚れ惚れします。
それは多分、沢山見つめてもらっって、目交いを繰り返したからこそではないかしら?

コロナ禍で、お出かけもままならないとか、ママ一人で頑張っていたりなど、たっぷりの目交いが困難な状況にあるとしたら、何とかしてあげたいなあ…。

私は専門家ではありませんので、お子さんの発達について指摘することはありません。
ただし、お母さん自身の「困り感」がはっきりと感じられるときは悩みを聞き、問題解決策を一緒に考えるようにしています。
もしもお子さんのことで気になることがあったなら、お声かけ下さいね。